みなさん、こんにちは!
U+RooLee(ゆるり)運営スタッフの「のん」です!(^^)

本日は新潟県立植物園で開催中の企画展「人と植物のかかわり2 コーヒーとチョコレート」に11月2日に行ってきた時の様子をお届けします。
こちらの企画展、以前に『バートドリッパー』等を紹介してくださったことでお知らせしましたね。
【NEWS】バートドリッパーが新潟県立植物園の企画展示で展示されました

現在は残念ながら前期展示であるコーヒー関連の展示は終わってしまったのですが、
後期展示はチョコレートにフォーカスを当てた内容となっております。
カフェ好きや甘党にはたまらないこの企画…さっそく振り返ってみましょう…!

入館料たったの200円?!運が良ければツアーガイドも!

私が植物園を訪れたのは11月2日の午後2時半ごろ。少し遅めの到着です。
しかし、この時間に着いたからこそラッキーだったのです。。

まずは受付でチケットを購入。チケットのデザインも可愛いらしい板チョコ型です。

そして驚いたのが、入館料がたったの200円…
というのも、植物園の熱帯ドームが現在改修工事中で観覧できない状態になっているのです。(※2020年3月下旬までの予定)
それにしてもこのお値段でチョコレートを学べるなんて、お得すぎると思いませんか…?

さらに嬉しかったのが受付スタッフさんからのこの一言・・・
「あと10分足らずで展示の解説ツアーが始まります。無料で参加できますがいかがでしょうか?」

まさにベストタイミング!これは聞かない手はありません!
ツアーで解説をしてくださるのは、園長の倉重さん。
私を含む計8名で、約30分程度のツアーがスタートしました。。。

コーヒーとカカオ、それぞれの木の特徴

最初にご説明いただいたのはコーヒーとカカオのそれぞれの木の特徴です。

コーヒーノキは気温と日照時間の条件を満たしていれば日本でも栽培することができ、
植物園の温室内でも観賞することができます。
花が咲くのは春の終わりと秋の年2回、しかも満月と新月の日のみだそうです…
なんともロマンチック・・・見られた方は相当運が良いでしょうね。

一方、カカオが栽培されるのは北緯20度~南緯20度の地域帯(「カカオベルト」と呼ばれます)で、さらに平均気温・降水量の基準をクリアした、ごく限られた地域のみです。
もちろん日本では栽培できないので、園内にはサンプルが展示されています。

カカオの木の面白いところは、花が木の幹に直接咲くというところ。
しかも木は最大20m、実は最大30cmまで大きくなるというのに、
花の方はだいたい1.5cm程度とかなり小さいのです。

また、カカオは虫媒花になるのですが、ハチやチョウでは大きすぎて花粉を集められません。
…代わりに、蚊やコバエが受粉を手助けするのです。
たくさんの小さな虫が飛び交う中での農作業、とにかく精神を削られそうですね。。

チョコレートは飲み物?!

植物としてのカカオの次は、食品としてのカカオの紹介へ…
私たちが普段お菓子として食べている形のチョコレートが誕生したのは1847年のイギリス。
それまではチョコレートと言えば飲み物でした。
みなさんも「ホットチョコレート」という言葉は聞いたことあるのではないでしょうか?

ここではホットチョコレートを愉しむためのポットとカップが展示されていました。
チョコレートが冷めて固まらないようにポットにマドラーがついていたり、カップがふた付きだったりと、紅茶やコーヒーのアイテムには無いような工夫が施されています。
それにしてもこの華やかさ…ホットチョコレートを嗜まなくなった現代でも思わず飾りたくなっちゃいますよね!

“Bean to Bar” チョコレートができるまで

いよいよ展示も終盤・・・ここではチョコレートができるまでの工程を映像で解説していました。
タイトルの“Bean to Bar”は、カカオ豆(Bean)の状態から商品のチョコレート(Bar)に仕上げるまでの作業を製造者が一貫して行うことを指します。

最初の工程はカカオ豆の洗浄とピッキング。
発酵・乾燥した後のカカオ豆の見た目はどれも似たり寄ったり…ピッキングの時点で気の遠くなるような作業です。

次にオーブンで焙煎。
実はカカオ豆もコーヒーと同じで、ロースト加減によって風味を操ることができるんだそうです…!

焙煎が終わったら、外皮をむいてカカオニブと呼ばれる状態にし、機械で細かく粉砕して練り合わせます。
カカオニブの成分はほぼ半分が脂肪・・・なので練れば練るほどペースト状になっていくのです。

ここで出来上がったペーストを冷却保存する「エイジング」と呼ばれる工程に入ります。
チョコレートの品質に関わる重要な工程なので、厳しい温度・湿度管理が必要になります。
ちなみにこの保管されている状態のカカオのことを「カカオマス」と呼びます・・・市販のチョコレートの原材料欄で目にしたことありますよね!

最後にカカオマスを削り出して、口当たりが滑らかになるようにテンパリング(調温)し、成形したら、売り物のチョコレートの完成です!!

作業内容自体も複雑ですが、そのひと手間ひと手間に職人の技術・こだわりが込められているのです。
有名店のチョコレートなど「たった一粒で何でこんな値段になるんだろう?」と考えたこともありましたが、この背景を知ると納得ですね。。

お待ちかねの食べ比べ!

展示の解説も終わり、ツアーのラストはチョコレートの実食です!
(実は私がツアーに参加した一番の決め手もコレです…!)
今回ご用意いただいたのは「コスタリカ産 カカオ60%」と「マダガスカル産 カカオ45%」の2種類。

まずは甘くない方…コスタリカ産60%から。
最近ではよく高濃度カカオのチョコレートも口にする機会が増えましたが、
とにかく苦い、おやつというよりは健康のために食べるもの、というイメージでした。
ですがこのコスタリカ産のチョコはというと・・・爽やかな甘酸っぱさ!
まるでベリーや柑橘系のフルーツが入っているかのようです。
もしやコーヒーが果実なら、カカオも果実と呼べるのではないでしょうか?
カカオの実は非常に種類が多く、産地ごとでも味が異なるそうです。
チョコレートファンの中には産地ごとでの食べ比べを楽しむ方も多いみたいですよ。

続いてマダガスカル産の45%…私たちが普段食べているようなミルク感強めのチョコレートです。
これは先に60%を食べたせいか、目の覚めるような甘さ!
そしてミルクチョコレートならではの滑らかな食感…
これはホットコーヒーと合わせてじっくりと口どけを楽しみたいですね。。

 最後に・・・

以上、「コーヒーとチョコレート」展の内容を一部紹介いたしましたが、
私たちが普段当たり前に食べているチョコレートでも、生産者の苦労や製造者のこだわりが見えてきて、身近に感じられること自体が有難いことなんだと気づきました。。
コーヒー、チョコレートに限らずとも、身近なものの歴史・文化に触れてその有難さを知る体験は大切にしていきたいですよね。

こちらの企画展、「人と植物のかかわり2 コーヒーとチョコレート」は11月17日までの開催です。
倉重園長による解説ツアーは金・土・日曜の10:40~、14:40~の2回ずつ。
ギリギリですが、まだチャンスはありますよ…!

そして・・・展示を見終わったら併設カフェの「にいがたコーヒーラボ」で一息つくのがオススメです!
出典:https://niigata-cp.jimdo.com/
植物園の美しい風景を眺めながらコーヒーを味わえる癒し空間です。
バリスタさんが丁寧にハンドドリップでコーヒーを淹れる姿も拝見できますよ!

お時間のある方は、この機会にぜひ新潟県立植物園を訪れてみてはいかがでしょうか?

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