新型コロナウィルスがもたらしたもの

こんにちは。U+RooLee(ゆるり)運営スタッフの「ぎっさん」です。

依然として新型コロナウィルスの感染拡大は世界中で様々な影響をもたらしています。日本では、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されてしばらく経ちましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。この事態が早く終息に向かうことを願っております。

さて、ここのところ毎日がそんな緊張感の中、たったひとつだけ良いと思えることに気が付きました。それは家族の会話が増えたことです。

新型コロナウィルスの感染拡大が現在のような深刻な状況になる以前・・・、

妻は毎日の仕事がとても忙しく、受験生の次女の世話も加わって疲れがピークに達していました。次女の受験が終われば・・・が口癖のようになっていて、ゆっくり会話する気力すらありません。

家を離れて東京の大学に通う長女は、毎日が充実?しているのか用事がある時以外は音沙汰なし。年明けからは留学の準備が中心となり自分のことで精いっぱい。

大学受験を目前に控えた次女は、当然ですがいつもピリピリしていました。受験に必要なこと以外は興味を示しません。

私はいつも通り・・・、あ、私だけがヒマだった・・・ってことではありませんよ!私も色々と忙しかったんです・・・。

こんな感じで私の家族はそれぞれの春に向かっていたのですが、この新型コロナウィルスの感染拡大が大きく報じられるようになると我が家の状況も変わり始めました。

妻の仕事は春先から初夏に向けてピークを迎えるのですが、3密の要素が強い仕事のため予定がどんどんとキャンセルになっていき仕事量がみるみる減っています。加えて晴れて次女が進学したのでその世話がなくなり時間的な余裕が少し出てきました。(収入が減って大変ですが・・・。)

子供たちは大学が一時休校となり結果的に暇になっています。オンライン授業とやらも急には大学側も対応できませんよね。時間を持て余す学生が増えるのも当然なのだろうと感じます。ただ、今年進学した次女は大学に顔を出せないまま新学期の準備を強いられ、何をどうしていいのか勝手が分からず可愛そうになってきます。

家族それぞれに時間の余裕が生まれ家に居る時間が長くなると毎日報じられるニュースを共有し始めました。初めはお互いを心配し合い、そのうちニュースになった出来事に対して自分の考えを話すようになり、安心して過ごせる世の中になってほしいと家族で願うようになりました。

こんな体験は今までなかったことです。一つのテーマに対して真剣に家族で会話をするなんてもう少し先のことかなと思っていたのですが、子供たちの考えを聞かせてもらい、なんだか誇らしくも思えました。歳を取ると忘れてしまうような「人として純粋な部分」がとても良く見えて眩しいくらいです。

家族の(特に子供たちとの)会話で感じた事は、今の若い人たちはみなさんこんな考えじゃないのかなと思えたことです。『スマホを自在に操るクールな印象の裏には、人としての純粋な部分が隠れていて、実は広い視野と倫理観を持ち合わせている・・・。』社会に出てしまうと思うようにいかないことが沢山ありますが、若い人たちには変わらずにこの輝きを持ち続けて欲しいと思いました。

あれ?なんだか言いたいことが違ってきていますね・・・。とにかく、早くこの状況が良くなるようにがんばりましょう!いつまでもステイホームじゃ明るい未来は描けません!