3つの候補
はじめまして。
U+RooLee(ゆるり)運営スタッフの「ぎっさん」です。
これからスタッフブログを更新していきますのでよろしくおねがいいたします。
自己紹介
- 生まれ:1969年7月
- 性別:男性
- 家族:妻と娘が二人
- 出身:新潟県
- 趣味:休日午前中のスローなジョギング、または妻とドライブ先での散歩(最近は妻が忙しくて行けてない・・・。)
子供の成長は早いもので、二人の娘はいつのまにか選挙権を持つ歳になり、あたりまえですが私もそれなりの歳に。毎日「忙しい!忙しい!」と言っている同い年の妻と二人で過ごす時間が増えていきそうな我が家です。
3つの候補
9月半ばの休日、妻が、
「敬老の日も近いし、おじいちゃんとおばあちゃんを誘ってランチにでもいかない?」
と言ってきました。
妻の両親には日頃お世話になっているので、
「そうだね。そうしようか。」
と返事をすると、
「じゃあ、どこへ行こうか?」
となるが、ここから話が進まない。これは我が家のいつものパターン。
妻はどうやら少し遠くまでドライブをして、ランチと散歩ができそうな場所が良いらしい。
ランチに行こうとだけ言われた私は、近所のお店に行くことを想像していたので妻の考えを読み切れていない。
しかも妻は行き先を具体的に考えてなく、家事をしながら、私に「どこがいいかな?」と聞くばかり。
ちょっと面倒だと思いつつも、スマホで良さそうな場所を3つほどピックアップ。
「これでどう?」と私。
「うん、じゃ行きの車中でおばあちゃんに選んでもらおう。」と妻。
おじいちゃんに選択権はないのかな~?と思いつつも、そこには触れずにお迎えに。
さっそく車中で行き先の会話が妻から切り出される。
「3つ候補を考えたの。おばあちゃん、どこ行きたい?」←お~い!考えたのオレ!言えないケド(^_^;)
そこで、おばあちゃん、
「じーさん、どこに行きたい?あんたが行きたいところにしましょ!」
おばあちゃん、さすがです。これでおじいちゃんはご機嫌です。私の心配も杞憂に終わりました。
おじいちゃんが選んだ行き先は、清水園という国指定名勝の日本庭園。実は3つの候補の中では私にとってあまり魅力的ではない行き先でした。うーん、○○の方が楽しいと思うんだけど・・・、ま、仕方ないか・・・。
私はあまり乗り気じゃないまま目的地に到着。さっそくランチにしよう!と庭園内の蔵を改装したカフェへ。
おじいちゃんと地元のクラフトビールを一杯だけオーダーして乾杯!
ランチはお麩をメイン使った料理とスイーツでとても美味しくみんな大満足。
私の気分もその頃には上向いて、食後には4人で庭園を回り、併設されている資料館や足軽長屋を見学して、とてものんびりした時間を過ごせました。
帰りにはお土産のお菓子も買って帰路へ。(運転はビールを飲んでいない妻です。)
戻ってきて、おばあちゃんが
「ウチに寄って!お茶しましょ!」
と言うと、妻も私も当たり前のように上がり込み、お茶タイム。
みんな楽しかったねと満足そうな顔。
そこでふと気が付きました。
行き先に不満があったはずなのに、なんでこんなに楽しかったと思えるのだろうと。
そういえば、出かけている間は車中も含めてずっと会話が続いていたっけ。
色んなことをお話して、笑ったし、ややこしい相談事もあったけど、みんなずっと楽しそうだったな。
ん? そうか、楽しかったのは行った場所ではなく、一緒にいた時間だ!
たぶん、3つの候補のどこに行っても同じだったんじゃないかな、と思いました。
妻と、妻の両親が、満足そうな顔をして楽しそうに今日のことをおしゃべりしている姿を見ると、心がゆるりとする一日でした。