ドリップで淹れるアイスコーヒーの作り方

コーヒー好きが高じてハンドドリップをはじめました。でも、暑くなってきたせいでここ最近はドリップしなくなってきたなぁ…。

最近、ふとそんな風に思ったことはないでしょうか? 暑い夏には、ホットコーヒーよりも冷たいアイスコーヒーが飲みたい……! でも、アイスコーヒーってどうやれば…?

今回はそんな人のために、ハンドドリップで淹れるアイスコーヒーの作り方をお届けします。

アイスコーヒーを作るのに用意するもの

用意するアイテムは次の通り。

  • ドリッパー
  • サーバー
  • ケトル
  • ペーパーフィルター
  • コーヒー豆

ふだん使っているドリップ一式に、氷を加えるだけで簡単にアイスコーヒーは作れます。

今回使用するドリッパーは「コーヒーカラフェセットM(1〜4杯用)」。金属加工の街・新潟県燕市でつくられたドリッパーで、ステンレスで作られたメタルなボディがひんやり気持ちよく、しっくり手に馴染みます。

また、使用する豆は「深煎りのアンデスマウンテン」。ほどよい苦味と甘み、深い香りとコクを持っています。

アイスコーヒーのレシピ

今回作るアイスコーヒーのレシピは、バリスタ直伝レシピをもとに、アイスコーヒー用にアレンジしたものになります。以下、レシピになります。

分量の比率

  • コーヒー豆1:お湯7.5:氷7.5

1杯分の目安

  • コーヒー豆 10g(中細挽き)
  • お湯 75ml
  • 氷 75g
  • ※2杯分にしたい場合は、倍量で作ります

注湯のポイント

  • 湯温 93℃
  • 注湯回数 2回(蒸らしを含む)
  • 蒸らし時間 30秒
  • 抽出時間目安 3分以内

アイスコーヒーの作り方

上記のレシピをもとに、今回は2人分のアイスコーヒーを作っていきます。

事前準備

準備として、挽いた豆20gと熱湯を用意します。

レシピでは93℃のお湯を使いますが、きっちり測ろうとすると温度計も必要になるのでなかなか大変です。そこで、ざっくり適温を出す方法として、お湯が沸騰したらケトルの蓋を開け、少し放置します。

夏場のエアコンが効いた部屋(27℃設定)で銅製ケトルを使用した環境では、沸騰してから火を止め、ケトルの蓋を開けて1分半~2分ほどで93℃前後に落ち着きました。環境によって前後が出ると思いますが、湯温調節の参考までに。

1.サーバーに氷をいれる

2人分なので氷150gを目安に、ドリップする前にサーバーに氷を入れていきます。

なお、今回サーバーに使用しているのはバートドリッパーのカラフェです。使いやすいように口径が広めに作られていて、氷が入れやすくなっています。洗うときにもスポンジと手を入れやすいので、使い終わった後の洗い物もラクラクです。

2.ドリップする

ドリッパーとペーパーフィルターをセットします。

ホットコーヒーを淹れるときと同じ様にドリップをしていきます。抽出された熱いコーヒーが氷で急激に冷やされ、アイスコーヒーが出来あがります。ちなみに、このようなアイスコーヒーの作り方は「急冷式」と呼ばれています。

2人分であれば、豆20g、お湯150ml。蒸らしは豆の倍量の40mlを注ぎ、残りを1回で注いでコーヒーを抽出します。

3.よく混ぜる

抽出が完了したら、サーバーを回すように軽く振ってコーヒーを混ぜます。コーヒーは最初に抽出された成分と、あとから抽出された成分で味に違いがあり、ドリップ直後のサーバーに溜まっているコーヒーの底側と水面側では、大きな味ムラがあります。

この味ムラはコーヒーを混ぜることで解消できるため、よりおいしいコーヒーに仕上げることができます。

4.氷たっぷりのグラスに注いで、飲む

グラスにたっぷり氷をいれ、コーヒーを注げばおいしいアイスコーヒーの出来上がりです。

ブラックのままでも、ミルクやガムシロップを入れても、お好みのアイスコーヒーをお召し上がりください。

アイスコーヒーは思ったよりも簡単につくれる

市販のアイスコーヒーもおいしいですが、淹れたてのアイスコーヒーは香りが段違い。この「あ、なんか違う!」と気づく体験は、ちょっとした心のワクワクを覚えさせてくれます。

アイスコーヒーは思った以上に簡単につくれるので、夏場になってコーヒーを淹れなくなってきたなぁ、と感じていたら、ぜひ試してみてください。休日のコーヒータイムがより、華やかで涼やかなものになるのはもちろんのこと、おいしいアイスコーヒーが作れたことに、きっと感動すると思います。

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